[レポート]箕面で音採集まち歩き&サウンドマップづくり~みんなのぉと in 箕面

こんにちは、「みんなのぉと」を企画している船積です。
10 月 15 日にフリンジイベント「みんなのぉと in 箕面」を開催しました!

「みんなのぉと」は、まちや自然など私たちの身の回りに溢れている音(みんなの音)に耳を傾け、その音をノートのように記録していこうと始めたプロジェクト。第 2 回目となる今回は、前半に阪急電鉄箕面駅周辺で《音採集まち歩き》、後半に石橋商店街内コミュニティスペース滴塾で《サウンドマップづくり》をおこないました。

箕面駅周辺は、住宅街、商業施設、豊かな自然、観光地など、様々な姿のある地域です。特にイベント当日は週末だったため、観光客やウォーキングしている人で賑わっていました。

《音採集まち歩き》
箕面駅~みのお本通り商店街~箕面山龍安寺にかけて、聞こえてくる音をメモ・音採集しながらまち歩きをしました。虫や鳥の鳴き声、木々のざわめきや風の音、人の話し声や足音、車や機械の音など、たくさんの音が溢れていました。その中でも印象的だったものを 2 つ紹介します!

1. 屋根付き通路「ガレリア」


箕面駅の改札を出てすぐの場所に、ドーム状の屋根があるおしゃれな空間が…!
実はこの屋根の下、とても音が響きます。
参加者も足踏みをしたり、手を叩いたり、話してみたり、他の場所との響き方の違いを楽しんでいました。
箕面駅に訪れた際は、ぜひ屋根の下に立ってみてください!

2. 場所によって異なる「水の音」

箕面大滝、箕面川など箕面のシンボルはもちろんのこと、みのお本通り商店街の「せせらぎの水(箕面川の水を利用した水路)」、葉から零れ落ちる水滴、側溝や用水路など、どこに行っても身の回りには水の音がありました。普段、水の音を意識して聞いたり聴き比べしたりする機会は無いので、新鮮な体験になったように思います。

《サウンドマップづくり》
滴塾に移動し、箕面駅周辺から箕面大滝にかけて面積約 1.2 km2ほどの範囲が記された地図に付箋を貼り付け、オリジナルのサウンドマップづくりをしました。みんなで聞こえた音を話し合ったり、録音した音を聴き合ったりしながら、オノマトペなどのそれぞれの表現で付箋に書きました。

同じ音でも一人ひとりの聞こえ方や捉え方に違いがあり、それぞれの個性ある表現が集まったサウンドマップが出来上がりました!

今回のワークショップ内でできたサウンドマップです。

Web 版はコチラから!(※Google マップへ飛びます)

季節や時間や天候などの条件によって、また違った音を発見できるところが面白いポイントです。
みなさんも耳を澄まして散歩、観光してみると、普段とは違ったまちの雰囲気を味わえるかもしれません!

(執筆:船積悠雅)