豊中市立文化芸術センター〔INTERVIEW〕

写真:豊中市立文化芸術センター 外観

豊中市立文化芸術センター事業広報課シニアプロデューサーの本城聖美さんに、MOT事務局(大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻学生)からのメールインタビューにお答えいただきました。

ーホールの特徴について教えてください。特に、他のホールとはここが違うということがありましたらお願いします。

大阪府産の木材を反響材に使用した、バランスのとれた響きの美しさが特徴のホールです。MOT参加公演である「センチュリー豊中名曲シリーズ」をはじめ、パフォーミングアーツや古典芸能、無料のロビーコンサートや市民参加型のイベントなど多岐にわたる主催事業を開催しています。豊中ゆかりの若手演奏家を起用した「とよなかARTSワゴン」を2019年からスタートするなど、人材育成・社会普及事業の展開についても力を入れています。

ー今年のMOT!公演の見どころ、聞きどころを教えてください。

センチュリー豊中名曲シリーズは、日本センチュリー交響楽団と公共ホールが主催する公演です。今年度は、新型コロナウイルスによる影響の中、様々に揺れる感情をテーマに、「喜怒哀楽」の4回の公演を通してお届けします。MOT参加公演は、角田鋼亮さん指揮、関西出身の周防亮介さん(ヴァイオリン)をソリストに迎え、「夜、でしゃばる悲哀」をタイトルに、ドビュッシーの名曲と、楽章間のないロマンチックなグラズノフのヴァイオリン協奏曲をお贈りします。今年度はストーリーテラーに、劇作家・演出・俳優である藤井颯太郎さんを起用し、各公演、短編小説を執筆していただいております。各公演の前に発行する、情報誌aperitifで小説を連載し、公演当日にはその物語を朗読劇として、ホワイエにてお聴きいただく「声の展示」をしております。

センチュリー豊中名曲シリーズVol.23「夜、でしゃばる悲哀」公演チラシ

ーお客様へのメッセージをお願いします。

いろいろな感覚や視点でお楽しみいただけるコンサートとなっています。
会場でお待ちしております。

 

編集:浦井璃子(ミュージックコミュニケーション専攻4年生)