川西市みつなかホール〔INTERVIEW〕

(公財)川西市文化・スポーツ振興財団に勤務、川西市みつなかホールの管理運営に携わる内山圭介さんより、MOT!事務局(大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻学生)からのメールインタビューにお応えいただきました。

 

―ホールの特徴について教えてください。特に、他のホールとはここが違う!ということがありましたらお願いします。
みつなかホールの特徴は何といっても音楽ホールとして建設されたことによる唯一無二の「響きの良さ」です。天井が高いことと、壁面が石造りになっているため、生のクラシック演奏会に適しています。また、この「響きの良さ」は主催公演で演奏して下さる国内外の著名アーティストの皆さんからも高い評価をいただいております。

 

―主催公演をつくる上で意識していることは何ですか?また、地域の方々にホールに足を運んでいただくための取り組みがありましたら教えてください。
先ほど申しあげたホールの特性を活かしたクラシックやオペラの公演がメインですが、それだけに偏らず能・狂言・落語といった日本の伝統芸能や昔なつかしの名画の上映もしています。また、「0歳児から楽しめる親子のための舞台芸術」と銘打ち、普段コンサートなどに入場いただけない未就学児に向けた催しや、気軽に参加いただけるロビーコンサートやサロンコンサートなど、老若男女に来ていただける事業つくりを意識しています。

 

―ホール周辺の環境やおすすめスポットを教えてください。
みつなかホール最寄り駅の阪急宝塚線・川西能勢口駅前のショッピングセンター「アステ川西」の1階にあるフレンチレストラン「ル・スード・チェサピーク」さんは、カジュアルフレンチが味わえるだけでなく、川西市の特産物であるイチジクを使ったケーキなどデザート・カフェメニューも充実しています。また、みつなかホールの近くには洋菓子店も多く、演奏会の後に立ち寄られるお客様もいらっしゃいます。

 

―昨年のMOT!公演についてのお客さんからの意見がありましたら教えてください。ホール担当者としての感想もお願いします。
昨年のMOT!公演(トロンボーン・アンサンブル)の来場者アンケートでは「トロンボーンだけのアンサンブルを初めて聴いて、とても癒された」や「(奏者との距離が)近く臨場感があった」などの感想をいただきました。

 

―今年のMOT!公演の見どころ、聞きどころを教えてください。

今回ご出演いただくフルート四重奏のアンサンブル・リュネットは名前の由来の通り、メンバー全員が<メガネ>を着用、技術に裏打ちされた演奏はもちろん、笑いあふれる多彩なステージを繰り広げるなど、他にはないユニークなパフォーマンスユニットです。ミュージック駅伝にふさわしい選曲もあり、何が飛び出すかは当日のお楽しみ!
※<リュネット>はフランス語で「メガネ」を意味します。

 

―ホールとしてMOT!に参加することの意義、今後に期待することをお聞かせください。
ミュージックコミュニケーション専攻の学生さんがMOT!を通してホールと地域のつながりとはどのようなものかを知っていただくこと、また我々ホールにとっては学生さんと同年代の若年層を取り込むヒントが得られることを期待しています。

 

―お客様へのメッセージをお願いします。
阪急電車を見ながら鑑賞できる唯一の環境でフルート・アンサンブルの妙技をお楽しみください。みなさまのご来場をお待ちしております。