ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 第65回定期演奏会 Concert’Opera 〜音楽とお芝居、映像の新しいかたちのコンサート・オペラ〜〔report〕
2024年11月3日(日)14時にザ・カレッジ・オペラハウスで開催された、「ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 第65回定期演奏会Concert’Opera 〜音楽とお芝居、映像の新しいかたちのコンサート・オペラ〜」に行ってきました。
演目はJ.ハイドン作曲、C.ゴルドーニ台本の「薬剤師/Lo Speziale」で、指揮が牧村邦彦さん、演出が井原広樹さん。出演は清原邦仁さん(センプローニオ)、中川正宗さん(メンゴーネ)、内藤里美さん(グリレッタ)、村岡瞳さん(ヴォルピーノ)の4名です。
あらすじはヒロインのグリレッタをめぐって繰り広げられる恋模様が描かれる「ドタバタコメディ」になっています。最初はザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団の素敵な演奏から始まりました。
歌声もさることながら、出演者の方が歌いながら舞台から客席に降りてきたのがとても印象的でした。
今まで観てきたオペラでは舞台と客席がはっきりと分かれており、お客さんと交流するような演出は初めてで、新しい形で楽しめました。
また、全編を通して演技がコメディらしさがあって面白く、客席では笑いが起きて終始和やかな雰囲気でした。
オペラは少し堅いイメージがありましたが、公演名に「新しいかたちの」とあるように新鮮な気持ちで鑑賞することができました。
(執筆:仮屋結菜)