めがねをかけた4人組、ユニークな演奏が楽しい~ロビー・コンサート アンサンブルリュネット
今回、私は川西市みつなかホール2階ロビーで開催されたロビー・コンサート アンサンブルリュネットへ行ってきました!
阪急宝塚線川西能勢口駅から徒歩5分、ホールまでの間にみつなかホールへの案内板がいくつかあったので迷わずホールに向かうことができました。
入口を抜けて2階ロビーへ向かい待機。今回は満席ということでしたが子供からお年寄りの方まで幅広い年齢層の方がいらっしゃるのが印象的でした。
今回出演するのはアンサンブルリュネット。メガネをかけた4人のフルート奏者によるパフォーマンス・グループで「リュネット」とはフランス語で「メガネ」を意味するそうです。
時間になり開演を待っていると後ろからメガネをかけた4人が楽器を持って登場!
そして観客からは自然と手拍子が起こっていました。4人の衣装もカラフルでとても個性的でした。
オープニングが終わり続いては≪トルコ行進曲≫。クラシックの名曲ですがフルートの繊細な音色で再現されていました。
そしてここでさらに披露されたのがなんと≪超トルコ行進曲≫です!「超」が付くとどんな風に変わるのか!?いざ始まると不気味なメロディーライン、まさに今まで聴いたことが無いような進化した≪トルコ行進曲≫という感じでお客さんも思わず笑ってしまっていました。
そしてここでMCの方がMOT!のことについて触れてくださいました。続いての楽曲の≪ユモレスク≫の作曲家であるドヴォルザークは電車オタクだったとか!ということで阪急宝塚沿線で開催しているMOT!にちなんでドヴォルザークの≪ユモレスク≫を演奏してくださいました。
素敵な曲調に酔いしれていると切なげなメロディーに合わせて4人が突然泣きマネをするんです。曲のラストは口で「ガタンゴトン」と電車の音を再現。とてもユニークな表現スタイルがお客さんの心を掴んでいました。
写真で見て分かるようにここのロビーには大きなガラス窓がありその向こう側に線路があるので通ってくる電車を背景に音楽を楽しめるんです!それがこの場所ならではの特徴で電車を背景に聴けるのがとても贅沢だなと思いました。
続いては≪4つの風≫です。日本の四季である夏から始まり秋、冬、そして最後は春で締めくくります。この曲は季節が変わるごとに俳句が詠まれるというスタイル、さらに曲の途中ではフルートを使ってボイスパーカッションが披露されました。
続いての「口笛吹きと犬」ではリコーダーが登場し動きや犬の鳴きマネを交えながらこれまでとまた違ったスタイルでお客さんを魅了していました。次の≪トランペット吹きの休日≫では鍵盤ハーモニカが登場。トランペット3人分のパートをなんと鍵盤ハーモニカ1人で担われていました。
そして終盤が近づく中、続いての≪チャルダッシュ≫では先ほど登場したリコーダーと鍵盤ハーモニカでバトルが勃発!とても迫力あるバトルを経て最後は2人仲良く演奏されていました。
ラストの≪日本のうたメドレー≫ではフルートの他リコーダーや鍵盤ハーモニカ、ビブラスラップや鈴なども登場し盛りだくさんのメドレーとなりました。
アンコールではまた電車にちなんで今回のためにアレンジされた≪銀河鉄道999≫を披露してくださいました。アンコールラストは≪眼鏡の歌≫。4人の個性が光った楽曲でした。
今回私は初めてアンサンブルリュネットの皆様の演奏を聴かせていただきましたが出演者の皆様がとても個性的なのとユニークな表情で観客を巻き込んでいたのが印象的でした。電車が通るのを背景に楽曲を聴けたのがこの場所ならではの良さですごく素敵な空間でした!
(執筆:西村菜々夏)