宝塚市立文化施設ベガ・ホール〔INTERVIEW〕

宝塚市立文化施設ベガ・ホールの岡田陽一さんより、MOT!事務局(大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻学生)からのメールインタビューにお応えいただきました。

ーホールの特徴について教えてください。特に、他のホールとはここが違うということがありましたらお願いします。

「小さくても響きの良いコンサートホール」を理念に1980年に開館した音楽専用ホールです。音響効果を高めるために、壁面は1枚ずつ手割りのレンガを使用するなど様々な工夫がなされています。
コンサートグランドピアノ4台とチェンバロのほか、スイス・クーン社製のパイプオルガンを有することも大きな特徴です。

ー主催公演をつくる上で意識していることは何ですか?また、地域の方々にホールに足を運んでいただくための取り組みがありましたら教えてください。

音響に優れた小規模コンサートホールとして、その特徴を活かした公演を行っています。
また「宝塚ベガ音楽コンクール」「宝塚国際室内合唱コンクール」という2つの大きなコンクールを継続開催しており、新進演奏家の紹介や音楽を通じた交流機会の提供も意識しています。
そのほか、近隣商店会とのイベント連携のほか、若年層向けのチケット、託児サービスなど若い世代に向けた取り組みも行っています。

ーホール周辺の環境やおすすめスポットを教えてください。

阪急宝塚線清荒神駅前に立地し、電車でのアクセスは抜群です。駅の北側には火の神・台所の神である「荒神さん」として親しまれている清荒神清澄寺へ続く参道があり、飲食店や土産物店などが立ち並んでいます。ベガ・ホールは駅の南側にあり、中央図書館との複合施設になっています。ホールに併設されているカフェ・KIKILUAK(キキルアック)はベガ・ホールに来たついでだけではなく、わざわざ訪れる方も多い人気店です。

写真:KIKILUAK(キキルアック)

ー昨年のMOT!公演について、お客さんからのお声がありましたら教えてください。ホール担当者としての感想もお願いします。

昨年は、MOT!に参加している他のホールで情報を得て、ベガ・ホールに初めて来られたというお客様もいらっしゃいました。この取り組みが徐々に広がりを生み、成果が出始めていることを実感しています。

ー今年のMOT!公演の見どころ、聞きどころを教えてください。

教会で音楽が聴かれていた時代からその中心にいたオルガン(Organ)とオーボエ(Oboe)。
この2つの楽器によって織りなされる対話の世界を、バロック時代のバッハの音楽と現代曲という2つの異なる時代の作品を通してご紹介します。また、オルガン一台で複数の鍵盤やストップ(音色)を用いて表現される、「対話」というキーワードを曲名に持つ作品も演奏します。

写真:オルガンコンサート

ーホールとしてMOT!に参加することの意義、今後に期待することをお聞かせください。

ホール間の担当者同士のつながり、より広域でのPR効果は勿論ですが、音楽大学の学生の皆さんが事務局として関わっていることに大きな可能性があると感じています。MOT!全体のコーディネートのほか、個々のホールでの公演にも、より関わりを持ってもらえれば嬉しく思います。

ーお客様へのメッセージをお願いします。

今年のベガ・ホールのMOT!参加公演は、ホールの象徴でもあるパイプオルガンの公演です。ホールを満たす荘厳な響きを是非ご堪能ください。
ご来場をお待ちいたしております。

 

編集:永井さやか(ミュージックコミュニケーション専攻4年生)