宝塚市立文化施設ベガ・ホール〔INTERVIEW〕 – 阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!

宝塚市立文化施設ベガ・ホールの岡田陽一さんより、MOT!事務局（大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻学生）からのメールインタビューにお応えいただきました。

ーベガ・ホールについての紹介をお願いします。
ベガ（Ｖｅｇａ）とは琴座の中でもっともよく輝いている織女星。全世界の人に仰ぎ見られるこの星を、ホール名としています。
「小さくても響きの良いコンサートホール」を理念に1980年に開館し、昨年40周年を迎えました。パイプ本数1468本のパイプオルガンと、コンサートグランドピアノ4台、チェンバロを有しています。
また、宝塚ベガ音楽コンクール、宝塚国際室内合唱コンクールをはじめ、多彩な事業を展開するほか、多くの演奏家や市民のみなさまにご利用いただき、親しまれています。

ーコロナ禍でのホールとしての取り組みを教えてください。
新型コロナウイルス感染状況の悪化に伴い、客席数の制限、来場者の減少、施設利用の自粛やキャンセルなどが相次ぎ、ホールの運営に大きな影響がありました。
その中で、宝塚市内の文化芸術活動への影響調査や地元商店会との連携によるクラウドファンディング、主催公演実施時の感染対策ノウハウの更新や電子チケット・ライブ配信等のICT活用、キャンセル等による利用の空きを活用した練習利用促進に取り組みました。

ーところで、宝塚線の好きなスポットを教えていただけませんか？
好きなスポットはいろいろありますが、花のみち界隈をお勧めします。

阪急宝塚駅を下車し、徒歩で訪れるこのエリアは、昨年宝塚ホテルが移転、文化芸術センターがオープンするなど大きく様変わりしました。手塚治虫記念館、文化創造館も併せて宝塚らしさを最も感じられる場所です。

ー今年度の意気込み、公演の見どころについて教えてください。
昨年、開館40周年記念事業として開催を予定していた「宮川彬良とアンサンブル・ベガ」の公演が新型コロナウイルスの影響で中止に。今年こそはと満を持してお届けします。
小編成なのにオーケストラの音がする、ベガ・ホールから誕生した珠玉のアンサンブル。クラシックやポピュラーなど音楽のジャンルを超えた選曲構成、宮川彬良のオリジナル編曲とユーモアあふれるトークが好評を博しています。一流プレイヤー達による至福のコンサートをお楽しみください。

ーMOT!にいらっしゃるお客様へのメッセージをお願いします。
「宝塚」は阪急宝塚線の最終目的地です。ベガ・ホールの優れた音響と、一流アーティストによる贅沢なコンサートを聴きに、ぜひ「宝塚」までお越しください。