路上ゆるふわ音楽集団しゅてるん出現!

 11月4日・5日の2日間、路上音楽「しゅてるん」がMOT!の宣伝も兼ねて庄内の街を練り歩きました。
 「しゅてるんは」はチンドン屋をイメージして集められた集団です。学生、教員、地域で活動されているアーティストなど総勢12名のメンバーから構成されています。楽器も、アルトサックスやテナーサックス、アコーディオン、バンジョー、ギター、パーカッションなど普段だと耳にしないような編成です。

 「しゅてるん」はゆるーい音楽を奏でていくということで楽譜を用意しませんでした。指揮者もいません。そして、練り歩きの際の曲順もあえて決めませんでした。

 当日は、スケッチブックで次の曲とその曲のキーを提示し、アルトサックスとパーカッションの合図で次の曲へ変わっていくという演奏方法で進めました。それぞれの曲のメロディーはアドリブでまわして、お客さまに音楽を楽しんでもらうことはもちろん、奏者も音楽を全力で楽しみ、全力で自分の思う音楽を表現してもらいました。

 演奏した曲は全てオリジナルアレンジになっており、2日間で用意していた16曲と、当日リクエストをいただいて演奏した曲を合わせて17曲を演奏しました。
 子どもから大人まで楽しめる曲を選曲するということを心がけ、アンパンマンマーチや小さな世界、情熱大陸、六甲おろしなどを選曲しました。また、阪急宝塚線にちなんだ曲として鉄腕アトム、鉄道唱歌も演奏しました。
アンパンマンマーチでは小さな子どもが音楽に合わせて踊っていたり、鉄道唱歌や情熱大陸では大人の方たちもお酒を片手に踊ったりMOTのフラッグを振ってくださったりと、とても暖かい空間になりました。

 宣伝の結果、2日間で約150部のチラシと30本のフラッグを配布することが出来ました。
 5日の商店街の練り歩いている最中、配布したフラッグを持って最後まで一緒に歩いてくださる方もいました。たくさんの方にMOTについて知っていただくことができたと思います。

 音楽集団「しゅてるん」を通して、楽譜にしがみついて演奏するのではなく、楽譜はなくても皆で一つの曲を作り上げることができること。そして、音楽を全力で楽しむということを実感することができたと思っています。

(執筆:大戸愛)